ストレス性の不眠症は胃痛や頭痛の原因にもなる

不眠症の中でもストレス性のものは、身体的な症状をともなう場合があります。
代表的なものには「胃痛」や「頭痛」があり、日中の活動に支障をきたします。

不眠症と胃痛・頭痛にはどういった関連性があるのでしょうか。
それぞれのメカニズムを見ながら原因を探ってみましょう。

頭痛が起きる仕組みとは?

頭痛は「脳」が痛くなるように感じますが、実は脳には痛覚がなく、痛いと感じているときは血管や神経に異常が現れているのです。
何らかの原因で血管が詰まると、そこに大量の血液が流れ混んで血管壁を圧迫し、大きく膨れ上がったりすると強い痛みを感じてしまいます。

また、頭部の筋肉群が緊張して凝り固まると、そこを通る神経を圧迫したり、引っ張ったりしてズキズキと痛みを感じたりもします。

血流と神経に対する影響で最も直接的なものは、自律神経の障害が考えられ、不眠症は自律神経の交感神経を優位にしてしまいがちです。
交感神経が優位になり過ぎると筋肉の硬直が長く続き、神経を圧迫してしまうのです。

また、長時間交感神経が優位になると、脳が危険を感じ、その反射作用として突発的に副交感神経をはたらかせることがあります。
そのときにどっと血液が流れて頭がわんわんとして膨らんだような鈍痛を感じるケースもあります。

長時間の入浴後に頭痛が起きることがありますが、これも同じような仕組みで現れる頭痛です。
こういった反射作用は寝ている間よりも、日中目覚めているときに、より多く症状が現れることが多いようです。

これらはすべてストレスが原因であり、不眠症が続くことでさらに自律神経のバランスが狂って重症化してしまうのです。

胃痛が起きる仕組みは?

前述のように不眠症は自律神経のバランスを大きく崩してしまいます。

人間の消化器官は副交感神経が担当していますが、強くストレスを受け続けると、脳の視床下部が危機的状況を打開するために突然消化器官を動かせて体全体をほぐそうとすることがあります。

胃ははたらき始めると同時に胃酸を分泌する性質がありますので、このときに胃の中に食べ物が残っていないと、からっぽの胃壁を胃酸が荒らしてしまうことになります。

「神経性胃炎」や「十二指腸炎」「腸炎」など、消化器官に属する疾患はすべて「動いてはいけないときに動いた」ことが原因です。

また、自律神経のバランスを失い、的確な動きができなくなると、今度は食事を摂ったときにちゃんと胃や消化器官が動いてくれないこともあり、胃は常にダメージを受けている状態になり弱り気味になることで起きる胃の不快感や痛みもあります。

おわりに

ストレス性の不眠症は多くの不定愁訴(複数の不快症状)をともないます。
血管の圧迫や、胃痛などの消化器官への悪影響がはじまると、心と精神の疾患だけではとどまらない事態を招いてしまうのです。

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