育児や家事のストレスで不眠症になるケース

出産をしたばかりのママや、家事に追われる主婦は不眠症になりやすい立場の人たちです。

家庭の中の出来事は、事態が深刻になるまで周囲の人にも気づかれにくいのも症状を悪化させてしまう原因でしょう。

「みんな同じ苦労をしているのだから」と耐え続けてしまうことも多いようです。

出産直後のママは要注意!?

出産をしたママに精神疾患が現れるのは珍しいことではありません。
中には重度な不眠症に陥ってストレスが積み重なり、うつ病になってしまう、といった悲しい結果になることもあります。
理由は3つあります。

1)授乳やおむつの交換、夜泣きなどで生活リズムが狂いやすい

2)育児に対して、また夫の理解の無さなどに対する不安や不満の蓄積

3)出産によるホルモンバランスの崩れ

 

睡眠やより深く熟睡し、いつも同じ時刻に同じ時間眠ることで一定のリズムを維持しますから、乳幼児を抱えたママに「理想の睡眠」は得られないのは当然です。

生まれたばかりの赤ちゃんがまとめて眠るサイクルができあがるのは3ヶ月くらいしてからなので、その期間はまさに”試練の時”といえます。

また精神的に追いつめられるママもいます。
最近では「イクメン」なる協力的な男性も現れているようですが、まだまだ女性ひとりがすべてを抱え込み、夫の食事や身の回りの世話までしているケースの方が圧倒的に多いようです。

孤立感と「永遠にこの生活がつづくのでは?」という取り越し苦労が大きなストレスとなり、疲れているのに眠れない・・といった症状が現れはじめます。

ホルモンバランスが崩れて不眠になるケースもある

出産後の女性の体に起きるホルモンバランスの大きな変化も不眠症の原因になります。

睡眠はメラトニンやセロトニンなど多くのホルモンでなされる生体活動ですので、母体のホルモンが不安定なときには睡眠ホルモンの分泌ペースも狂いやすくなります。

ホルモンバランスの変化から起きる抜け毛やむくみなどの身体症状も心にダメージを与えます。

ひとつくらいなら「時期が来れば治まる」と気になりませんが、多くのストレスを抱え込んでいる状態では心の許容量を超えてしまうこともあるのです。

これらのことが、一度に出産後のママに襲い掛かってくるわけですから、まさに「三重苦」といっても過言ではありません。

自分の時間が無くなる「家事」の怖さ

誰でも家庭を持てば家事をしますが、子供が多かったり、家族が自分勝手に好きなことをし、ママの苦労に理解がないような場合は不眠症になることがあります。

職場では労働基準法に守られ、良い仕事ができるように休憩し、ペース配分も考えられ、またひとりに負担がかからないようにチームプレイをします。

しかし家庭ではそうはいきません。

ママに頼りっきりな子どもたちと、「家庭はゆっくりと過ごす所」と思い込んでいる夫のフォローを一手に引き受けるのがママの役割になってしまうことが少なくありません。

自分の時間を確保できない、ペースをつくれない状態は平常心を失い、徐々にストレスを貯めこんでいきます。

このストレスが不眠の原因となるのです。

そして出勤や登校に遅れないように「タイムキーパー」の役割をするのもママの役目です。
みんなが遅刻しないように気を張っているために、目覚ましが鳴る時間が近づくと緊張が高まり、熟睡を妨げてしまいます。

こうした場合は、せめて眠る前にリラックスする時間を設けることで、ストレスと疲れを軽減することができます。

参考記事:眠れる体質に変わる方法~リラクゼーションとサプリメントの活用~

参考記事:簡単にできる!就寝前のストレス解消法で不眠症改善

おわりに

皮肉にも「頑張る気持ち」が自分を追い込む結果となります。
これらは、家庭を持ち子供産んだママたちの通過点ではありますが、昔と今とでは環境も随分と違います。

核家族が進んだ現在になる以前では、おじいちゃんやおばあちゃんが孫を見てくれていましたし、たいてい今よりは兄弟も多く「子守」をさせる人員が家にはいたものです。

おばあちゃんのような家事・育児の大先輩が同じ家にいたことも心強かったでしょう。
近年の育児ノイローゼや産後うつ・不眠症のママが急増しているのもこれらの環境の変化と無縁ではないのです。

スポンサーリンク

サブコンテンツ

このページの先頭へ