妊娠中の眠剤の服用について~母体や胎児への影響、注意点は?

妊娠中はホルモンバランスが崩れやすく、不眠症になってしまう人も少なくありません。
睡眠不足になると母体の健康状態が心配になりますので、中には睡眠薬の使用を考える方もおられるでしょう。

一昔前の眠剤は胎児への影響も強く、「絶対に服用してはいけない」というのが常識でしたが、近年では眠剤の主流はベンゾジアゼピン系に移行し、これは副作用が格段に少ない眠剤として知られています。

しかし「安全性が高い」と言っても、一般の方にはその差はわかりづらく、飲んでよいものなのか悪いものなのかで悩んでいる方も多くおられるようです。

胎児への影響について・どの薬が危険?

実は比較的安全とされるベンゾジアゼピン系の眠剤であっても、医療現場でさえ妊婦への使用に関して意見が分かれてしまうのが実情です。

眠剤が母体や胎児に与える影響は個人差が強く、またそれを検査して決定付ける証拠もないのです。

胎児に与える影響としてもっとも危惧されるのが「催奇形性」で、これは胎児に奇形が現れないかどうか?ということです。

「FDA薬剤胎児危険基準」という基準があり、これによって影響が心配される眠剤には以下のようなものがあります。

  • ユーロジン  ×
  • ドラール   ×
  • ハルシオン  ×
  • ベノジール  ×
  • ロヒプノール D
  • マイスリー  C

上記の眠剤は現在の精神科、心療内科、内科などで多く処方される有名な薬です。

危険度としてA・B・C・D・×の5段階表記になっており、

A)はもっとも安全であり、

×)は妊婦には禁忌となっています。

この中でもっとも安全であるマイスリーでも「危険性を否定することはできない」となっていますので、妊娠中はできるかぎり服用は避けるべきだと言えます。

眠剤以外にも注意が必要な薬もある

ベンゾジアゼピン系の薬剤は眠剤だけでなく、精神安定剤などにも使われる成分で、

種類によっては非常に強いものもあります。

前述のように効能も副作用も個人差がありますので、眠剤と同様に注意をしなくてはなりません。

決して「眠剤=強い」「安定剤=弱い」などと自己判断しないようにしましょう。

それでも飲まなくてはならない人もいる

妊娠前から精神科に通院していて、眠剤や安定剤を飲み続けている人も少なくありません。
こういった人は、眠剤の服用を中止したことによって大きく体調を壊してしまう危険性があります。

妊娠中のデリケートな状態は、少しの精神的なストレスや体調不良が胎児に悪影響を与えますので、服用を中止するかの判断は非常に難しいのです。

この場合は医師とよく相談する必要があります

特に注意することとは?

もし眠剤を仕方なく飲まなければいけない場合、妊娠4週から12週は避けるべきです。
この期間は胎児の主要器官(心臓や中枢神経)が形成されるため、障害が表れる可能性が高いのです。

またベンゾジアゼピン系の眠剤は、母乳に対しての影響も確認されていますので、
授乳期間中も注意が必要です。

今では、眠剤を飲む代わりに、副作用の心配のないサプリメントで休息を促す方が増えているようです。

中でも、不眠改善には欠かせない『セロトニン』の分泌を助けるサプリメントが人気です。

おわりに

基本的には妊娠中の眠剤の服用は避けたほうが良いでしょう。
もし現在精神疾患や不眠症などで服用されていて、妊娠の可能性があるのなら、副作用の心配の少ない睡眠、精神安定系のサプリなどに移行していくのも、危険回避のための方法です。

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