寝室やベッドに入ることが怖い~不眠恐怖の原因や特徴~

不眠症の原因はさまざまで、人それぞれ違うようです。
中には「ベッドに入るのが怖い」「寝室に行くのが怖い」など、睡眠そのものを嫌悪してしまう人もいます。

「できるなら一日中眠っていたい」など、眠るのが大好きな人は実に多く、人にとって楽しみのひとつでもあるはずの睡眠に恐怖を感じてしまうのは、どういったことが原因なのでしょうか?

不眠恐怖を起こしやすい人の特徴

不眠恐怖を起こしやすい人には性格があります。

・几帳面
・責任感が強い
・物事を完璧にこなしたい
・神経質
・生真面目

まじめな頑張り屋さんに多く、自己管理に対しての考えがあり生活態度に気を配り、「睡眠」をも意識でコントロールしようとする人です。

睡眠の失敗から恐怖感へ・・

不眠恐怖に陥りやすい人は、数回の「睡眠の失敗」がきっかけとなり、心の中で「睡眠という行為」自体が重荷になり、しだいに「恐怖感」へと変貌させてしまいます。

本来睡眠は無意識下で行われ、人は眠気だけを意識で捉えて眠りにつきます。

しかし睡眠のメカニズムというものは、24時間体勢で睡眠と覚醒のプログラムを立て、就寝間際にメラトニンという睡眠ホルモンを分泌して脳に「眠れ」という信号を送るという機能です。

また「覚醒」もその中のプログラムによって予定が立てられ、覚醒ホルモンによって脳と体を目覚めさせます。

ですから、人が「睡眠に対して考える」という行為自体が間違っているのです。

逆に意識すればするほどに眠れなくなり、その時のストレスから不眠恐怖になってしまうのです。

不眠恐怖は「不安障害」?

不安障害はひとつのことに強く執着心をもつことから引き起こされる精神疾患のひとつです。
恥をかいた、怖い思いをした、など、強いストレスを脳が記憶してしまったことで患います。

不眠恐怖は眠ること自体に執着した結果であり、恐怖の対象が寝室やベッドにまで広がったものなので、不安恐障害の定義にも当てはまると言えるでしょう。

「また眠れないのでは?」という恐怖がストレスになり、焦燥感や恐怖、不安などのストレスの材料を自分自身がつくってしまったのが不眠恐怖の正体です。

不眠恐怖の特徴

不眠恐怖は初期的な不眠症として位置づけられています。
中途覚醒や入眠困難など、一般的な不眠症とは原因もメカニズムも違います。

不眠恐怖を訴える人は、何かの弾みにぐっすりと眠ることができれば、体調もウソのように回復しますが、その他の不眠症では長時間眠っても体調は悪いままなのです。

不眠恐怖は睡眠に対して恐怖を感じることで交感神経がはたらいて眠れなくなる「心の病」のひとつと考えてよいでしょう。

症状がひどい場合は睡眠外来に行くのも一つの手です。

おわりに

不眠恐怖が初期的な不眠症であっても、それが長期間続いてしまうと、自律神経のバランスが崩れだして本格的な不眠症になることもあります。

「寝室が怖い」「ベッドに入るのが怖い」などの症状が表れたら早期の治療を心掛けましょう。

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